GNUPLOTは 多くのシェル環境変数を認識します. 必須のものはありませんが,使えば便利になるかも知れません.
GNUTERM が定義されている場合,それは使用される出力装置(terminal)の名 前として使われます.これは,GNUPLOT が起動時に見つけた出力装置に優先 して使用されますが,.gnuplot またはそれに相当するスタートアップファイ ル( start-up 参照)による指定やその後の明示的な変更の方がさ らに優先 されます.
Unix と AmigaDOS と AtariTOS と MS-DOS と OS/2 においては,GNUHELP に ヘルプファイル(gnuplot.gih)のパス名を定義しておくことができます.
VMS においては,シンボル GNUPLOT$HELP
を GNUPLOT 用の
ヘルプライブラリの名前として定義します.
Unix においては,カレントディレクトリに .gnuplot というファイルが無い
場合には,HOME に定義されたディレクトリを探します.
AmigaDOS と AtariTOS と MS-DOS と OS/2 においては,GNUPLOT がその役割に
使われます.VMS では,SYS$LOGIN:
です.`help startup` を参照
して下さい.
Unix においては,PAGER がヘルプメッセージの出力用フィルターとして使わ れます.
Unix と AtariTOS と AmigaDOS においては,SHELL が `shell` コマンドの際に 使われます. MS-DOS と OS/2 においては,COMSPECが `shell` コマンドの際に使われます.
AmigaDOS においては,GNUFONT が画面用のフォントとして使われます. 例: "setenv GNUFONT sapphire/14"
MS-DOS において BGI インタフェイスが使われている場合には,`BGI` とい
う変数が BGI ドライバのディレクトリへのフルパスを指定するために使われ
ます.さらに,800x600 の解像度用 Super VGA BGI ドライバを指定するため
に SVGAが使われ,そのモードと共に '名前.モード' とセットします.例え
ば,Super VGA ドライバが C:\TC\BGI\SVGADRV.BGI
で,800x600 の解像度が
モード 3 だったならば,'set BGI=C:\TC\BGI
' と 'set SVGA=SVGADRV.3
' と
することになります.