`shell` コマンドは対話的なシェルを起動します.GNUPLOT に戻るには,VMS では `logout` を,Unix ならば `exit` もしくは END-OF-FILE 文字を, AmigaDOS では `endcli` を,MS-DOS か OS/2 ならば `exit` を入力して下さい.
単一のシェルコマンドならば,コマンドラインの行頭に ! の文字( VMS では $)をつけることによっても実現できます.この場合コマンドが終了するとす ぐに制御は GNUPLOT に戻ってきます.例えば VMS, AmigaDOS, MS-DOS, OS/2 では,
! dir
とするとディレクトリの一覧を表示して GNUPLOT に戻ってきます.
Atari では,`!` コマンドは,最初にシェルが既にロードされているか調べて, 有効ならばそれを使います.例えば,GNUPLOTが `gulam` から起動されている 場合に,これは実用的です. 2 splot GNUPLOT では `splot` コマンドを使うことにより3次元的曲面や等高線の描 画ができます.`plot` コマンドと共通の機能については `plot` を参照して 下さい.
他に,`set contour`, `set cntrparam`, `set surface` も参照してくださ い.
gnuplot は,データファイルがASCIIかバイナリかを動的に判断します. ASCII データファイルについては `plot` の節で論じています. 3次元に対して,単精度の浮動小数点の数値は以下のように格納されています.
<ncols> <x0> <x1> <x2> ... <y0> <z0,0> <z0,1> <z0,2> ... <y1> <z1,0> <z1,1> <z1,2> ...
これは以下のような3つの数字の組に変換されます.
<x0> <y0> <z0,0> <x0> <y1> <z0,1> <x0> <y2> <z0,2> <x1> <y0> <z1,0> <x1> <y1> <z1,1> <x1> <y2> <z1,2>
そして,これらの3つの数字の組は,gnuplotの孤立線に変換され,後の描画を 行うためにgnuplotを使います.
(Cで)行列とベクトルを扱うルーチンのコレクションが,`gnubin.c` の中に 提供されています.バイナリデータを書き込むルーチンは,
int fwrite_matrix(file,m,nrl,nrl,ncl,nch,row_title,column_title)
です.これらのルーチンを使う例が,`bf_test.c` の中に提供されています. 対応するデモのファイルは`demo/binary.dem`です.