生態学 (環境情報という分野さえあります) で使われている MS-Windows ベースのソフトウェアがいくつかあるのは知っていますが、 Linux で使えるものは、まだ Ecolab しか知りません。 でも、Linux ソフトウェア (例えばデータベースや統計プログラム) を簡単に採用できると私は考えます。 生態シミュレーションを解くのに Linux クラスタを使うこともできるでしょう。
Ecolab とはソフトウェア・パッケージの名称でもあり、 進化のダイナミクスに着目した研究プロジェクトの名前でもあります。 http://parallel.acsu.unsw.edu.au/rks/ecolab.html EcoLab は抽象的な生態モデルを実装したシステムです。 一群の Tcl/Tk コマンドとして書かれているので、 スクリプトを編集することによって、 モデルのパラメータを実行中に簡単に変えられます。 モデルそのものは C++ で書かれています。
「OpenClassroom - 教育のためのディストリビューションです。 まだアルファ・バージョン以前。 ホームページ: OpenClassroom 教育団体や公共団体に対し、 その組織内部の、または Internet のような全世界に向けたネットワークに すでにある PC (古いのも新しいのも) を接続することによって、 知識のコミュニティを作れるようにしようという ソフトウェア・パッケージの統合体です。 この提案の中心的な狙いは、こういった団体において、 すでにある PC に、それで動く先進のソフトウェアをもたらすことで、 結果的に機器の寿命を延ばすことです。 我々のツールセットを使えば、 公共団体や市民たちは自分たちのデジタル印刷機を手にし、 自分たちで扱えるようになるのです」
Tierraは Linux やほかの OS で動作する、 デジタルの進化と生態系を学べるツールです。
Wade W. Hampton 曰く: Linux は環境実験の研究ツールとして使うのにうってつけです。 遠隔監視や遠隔測定器によるデータ送信に使われている 小さな組み込み Linux の応用例があります。 uCsimm のような、 組み込みシステム向けの実に小さな Linux 実装が PC-104 システムから存在します。 Linux は生物学の実験の制御をしながらシャトルで飛んだことさえあるのです… NOAA のハリケーン・ハンター機に搭載されて、気象の研究にも使われてきました。
Netscape のような標準的な WWW ベースのツールを使って インターネットで生態学の環境情報の調査をするのにも Linux は理想的なプラットフォームです。 Linux は、 複雑な生態系と環境プロセスをモデリングするのにさえも使われています。 beowulf cluster が、 複雑な環境プロセスのシミュレーション、 例えば Earthdome や A COLLECTION OF LINKS OF VISUALIZATION & SIMULATION OF SELF-ORGANIZED SYSTEMS における研究に使われました。