はじめに

このヘルプについて

 ちょちょいとクリップをダウンロードしていただき、有り難うございます。
 このヘルプは、W3C HTML4.0で記述されていますので、これに対応したブラウザでご覧下さい。配色及びレイアウトにはCSSを利用しているので、CSS対応のブラウザでご覧になると表示がきれいになります。文字コードはシフトJISです。表示確認は Windows98 + NetscapeNavigator4.05 及び eOS R4 Intel + NetPositive で行っております。
 説明しなくても分かるような事柄は記述しないことがあります。あらかじめご了承下さい。
 キーボードについての説明がある場合、Ctrl キーと Alt キーは入れ替えた状態で説明してあります。

概要

 SHINTAのちょちょいとシリーズ第12弾。
 クリップボードの履歴を保持するソフトウェアです。ドラッグ&ドロップで簡単に使えます。通常は他のアプリケーションのフォーカスを奪わないので、文章編集作業をスムーズに続けられます。
 ちょちょいとクリップは、クリップボードにコピーされた文字列をずっと記憶しておき、後で使いたくなったときにいつでも使えるようにします。文字列の色や大きさなども記憶されます。eOS再起動後も履歴を保持しておくことができます。
 倉庫に保存すると、履歴とは無関係にいつでもその文字列を利用できるようになります。eOSを再起動した後も内容が保存されます。

特徴

・ドラッグ&ドロップで簡単に使えます。
・文字列の属性(色・大きさ)も保持されます。
eOS再起動後も履歴を保持することができます。
・キーボード操作が可能。
・好みの文字列を倉庫ページに保存できます。
・他のアプリケーションからドラッグ&ドロップしてきた文字列も保持できます。
・バイリンガル(日本語/英語)

インストールとアンインストール

アーカイブの内容

 アーカイブには、以下のファイルが含まれています。


CClip.exe      …… ちょちょいとクリップ本体
*.llm          …… ローカライズファイル
CClip.htm      …… ヘルプファイル本体
CClip_Idx.htm  ……       〃      目次
CClip_Ctt.htm  ……       〃      内容
SHIHelp.css    ……       〃      スタイルシート
*.gif          ……       〃      画像
*.jpg          ……       〃      画像
SFWL.htm       …… SHINTAフリーソフトウェア使用許諾書
Update.txt     …… 改訂履歴
ReadMe_Eng.txt …… お読み下さい(英語)
ReadMe_Jpn.txt …… お読み下さい(日本語)

インストール

メモ 旧バージョンのちょちょいとクリップがインストールされている場合は、まず最初に旧バージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンのちょちょいとクリップをインストールすることをお薦めします。

1.適当な名前のフォルダを作成します。
2.作成したフォルダに、アーカイブに含まれているファイルを全てコピーします。以上でインストール完了です。

アンインストール

1.ちょちょいとクリップをインストールしたフォルダを、フォルダごと削除します。
2.~/config/settings/SHINTA/ にある CClip*.arc を削除します。以上。

使い方

クイックツアー

 ここでは、ちょちょいとクリップの大まかな使い方を簡単に説明します。詳しい説明は次の節以降を参照して下さい。
 ちょちょいとクリップを起動してから、他のアプリケーション(例えば、StyledEdit)でデータ(文字列)をクリップボードにコピーすると、ちょちょいとクリップの履歴ページにその文字列が表示されます。他の文字列をクリップボードにコピーしても、履歴ページに溜まった文字列は失われません。
 履歴ページに溜まった文字列を他のアプリケーションにドラッグ&ドロップすると、文字列がそのアプリケーションに挿入されます。履歴ページの文字列をダブルクリックすると、その文字列がクリップボードにコピーされます。したがって、他のアプリケーションで[編集|貼り付け]コマンドを選択すれば、その文字列が貼り付けられます。
 このように、ちょちょいとクリップを利用すれば過去にクリップボードにコピーした文字列を簡単に再利用することができます。

履歴ページ

画面写真  ちょちょいとクリップのウィンドウ上部のラジオボタンを「履歴」にしたときに表示されるのが履歴ページです。
 他のアプリケーション(例えば、StyledEdit)を利用しているときに、文字列(編集中の文章など)をクリップボードにコピーすると、履歴ページに文字列の履歴が溜まっていきます。新しくコピーされた文字列ほど上に表示されます。他のアプリケーションからちょちょいとクリップの履歴ページに文字列をドラッグ&ドロップしてきた場合も、履歴として保持することができます。
 保持された文字列を使いたくなったときは、その文字列を他のアプリケーション(例えば、StyledEdit)にドラッグ&ドロップすればOK。ドロップした場所に文字列が挿入されます。このとき、他のアプリケーションのフォーカスは奪わないので、スムーズに文章編集作業を続けることができます。
 文字列をダブルクリックすると、その文字列はクリップボードにコピーされ、リストの先頭に移動します。
 文字列をクリックして選択した後、右クリックすると、ポップアップメニューが表示され、さまざまな操作が行えます。Shift キーや Ctrl キーを押しながら左クリックすると、複数の文字列を選択することができます。
 文字列を右ドラッグすると、履歴の順序を変えることができます。
 右クリックしたり、文字列のないところで左クリックした場合は、ちょちょいとクリップにフォーカスが移ります。

ポップアップメニュー

クリップボードに送る
 選択された文字列をクリップボードにコピーします。文字列をダブルクリックするのと同じ効果です。

倉庫に保存
 選択された文字列を倉庫ページに保存します。

削除
 選択された文字列を履歴から削除します。

1つ上に移動
 選択された文字列の位置を、1つ上に移動します。

1つ下に移動
 選択された文字列の位置を、1つ下に移動します。

環境設定
 ちょちょいとクリップの動作環境を設定します。

ヘルプ
 このヘルプを表示します。

作者のホームページへ
 SHINTAのホームページ『http://www.geocities.com/SiliconValley/Station/8180/Trans.htm』をWWWブラウザで開きます。

ユーザー情報
 ちょちょいとクリップを使用するユーザーの名前を入力できます。「翔星ユーザー番号」の欄は空欄のままにしておいて下さい。

バージョン情報
 ちょちょいとクリップのバージョン情報を表示します。

キーボード操作

上下カーソル 文字列を選択します。Shift キーを押しながらカーソルキーを押すと、複数の文字列を選択することができます。Ctrl キーを押しながらの場合は、選択された文字列が上下に移動します。

リターン 文字列がクリップボードにコピーされ、リストの先頭に移動します。マウスでダブルクリックするのと同じ効果です。

「/」(スラッシュ) ポップアップメニューを表示します。どのキーをポップアップメニューに割り当てようか迷ったのですが、結局いいのが思い浮かばなかったので、DOS版のLotus 1-2-3のメニュー表示キーと同じキーにしました。

「F1」 このヘルプを表示します。

倉庫ページ

 ちょちょいとクリップのウィンドウ上部のラジオボタンを「倉庫」にしたときに表示されるのが倉庫ページです。
 履歴ページのポップアップメニューの「倉庫に保存」コマンドを使った場合や、他のアプリケーションからちょちょいとクリップの倉庫ページに文字列をドラッグ&ドロップしてきた場合に、ここに文字列が保存されます。ここの文字列はちょちょいとクリップを終了したりeOSを終了したりしても保存され、次回ちょちょいとクリップを起動した時には再びここに表示されます。
 操作方法は履歴ページと同様です。

環境設定

 ポップアップメニューで[環境設定]を選択すると、ちょちょいとクリップの動作環境を設定することができます。

保持する履歴の数
 履歴ページに何個履歴を溜めるかを指定します。ここで指定された数を超えると、古い文字列から順に削除されます。なお、履歴を保持するにはメモリが必要です。値をあまり大きくしすぎると、メモリの消費量が大きくなってしまうので注意して下さい。

終了時にディスクに保存する
 このオプションを有効にすると、ちょちょいとクリップやeOSを再起動しても履歴が保持されるようになります。なお、このオプションに関わらず、倉庫ページの文字列はディスクに保存されます。

外部からのドロップを受け付ける
 このオプションを有効にすると、他のアプリケーションから文字列をドロップしてきた場合に、それを履歴や倉庫の在庫として保持します。

起動時は常にウィンドウを最小化
 ちょちょいとクリップを最小化状態で起動します。このオプションが無効の時は、前回終了時のウィンドウの状態を再現します。

言語
 メニューなどに使用する言語を選択します。このオプションを変更した場合、ちょちょいとクリップを再起動して下さい。再起動後に設定が有効になります。

コマンドラインオプション

 Terminalからちょちょいとクリップを起動する場合などは、ちょちょいとクリップにコマンドラインオプションを与えることができます。次のように記述して下さい。

凡例 CClip.exe [<オプション>] [<オプション>]...
実例 /boot/home/Utl/CClip.exe /WM

 以下に各オプションの説明をします。()内はオプションとして使用されるアルファベットの由来を示します。

/WM ( Window Minimize )
 前回ちょちょいとクリップが終了したときのウィンドウの状態に関わりなく、ちょちょいとクリップのウィンドウを最小化して起動します。

/WO ( Window Open )
 前回ちょちょいとクリップが終了したときのウィンドウの状態に関わりなく、ちょちょいとクリップのウィンドウを通常サイズにして起動します。

困った時は

問題解決の手順

1.ヘルプをよく読みます。特に、Q&Aトラブルシューティングの所は念入りに読みます。そして、ヘルプに書かれていることを元にして問題を解決します。
2.SHINTAのホームページ『翔星ワールド』内の「サポートセンター」を訪れ、そこの情報を元にして問題を解決します。
3.翔星ワールド』内の「ソフトスタンド」からちょちょいとクリップの最新版をダウンロードし、最新版を使ってみます。
4.もしそれでも解決しなかったら、最終手段として、連絡先にメールを出します。その際は、ちょちょいとクリップのバージョンと、問題の発生状況などを詳しく分かりやすく書いて下さい。そして、サポートセンターの情報の更新や、ちょちょいとクリップのバージョンアップを待ちます。但し、連絡先などの所にも書いてあるとおり、回答には時間がかかることがあります。

Q&A

 現在の所、Q&Aに登録されている質問はありません。

トラブルシューティング

 現在の所、トラブルシューティングに登録されている事例はありません。

その他

著作権など

 本ソフトウェアはフリーソフトウェアです。著作権はSHINTAが保持しています。
 本ソフトウェアは、SHINTAフリーソフトウェア使用許諾に従って配布されています。

データベース

種 類 別フリーソフトウェア
名  称クリップボード履歴保持
品  名ちょちょいとクリップ
バージョンVer 2.8
動作環境BeOS R4 for Intel
作  者SHINTA
作者Eメールk-shinta@yahoo.com (自動転送アドレス)
k-shinta@mvb.biglobe.ne.jp (メインアドレス)
作者ホームページhttp://www.geocities.com/SiliconValley/Station/8180/Trans.htm (自動転送ページ)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~shinta/ (メインページ)

動作確認環境

 ちょちょいとクリップの動作確認は、以下の環境で行っております。

パソコン本体GP6-400 (Gateway)
C P UIntel PentiumII 400MHz
メ モ リ128MB
H D D10GB
CD-ROM最大32倍速
O  SBeOS R4 for Intel

改訂履歴

 Update.txt に書いてあります。

転載場所一覧

 ちょちょいとクリップを常時転載・紹介していただいているホームページや、過去にちょちょいとクリップを掲載していただいた雑誌などの一覧です。

名称区分場所転載・紹介Ver.
BeBitsホームページhttp://www.gimmick.org/BeBits/app.php3/782.4又は後継
Beerホームページhttp://www1.plala.or.jp/hirotsu/jbl4.html2.4又は後継
Be,Incホームページhttp://www-classic.be.com/beware/Utilities/Chochoito%20Clip.html2.4又は後継

ちょちょいとシリーズについて

 「SHINTAのちょちょいとシリーズ」は、主にツールなどの小規模なアプリケーションを提供するシリーズです。
 誰でも簡単に操作できるというやさしさと、ちょっぴり気の利いた機能をお届けできるように、日夜(?)頑張っております。ヘルプファイルも一生懸命作っています。
 今後とも、SHINTAのちょちょいとシリーズをよろしくお願いします。

連絡先など

 このソフトウェアに関する情報や、このソフトウェアの最新版はSHINTAのホームページ『翔星ワールド』にあります。是非ご利用下さい。
 ご意見、ご感想(このソフトウェアの良い点や悪い点等)、ご要望、ご質問、アドバイス、バグレポート等がございましたら、メールを下さい。その際は、このソフトウェア及びOSの名前とバージョンを書いて下さるようお願いします。また、サポートできるのは最新版のみです(旧バージョンは最新版のコンパイル時に消えて無くなってしまうので)。但し旧バージョンでも、SHINTAの記憶に残っている部分や最新版と仕様が同じ部分についてはこの限りではありません。
 メールアドレスはk-shinta@mvb.biglobe.ne.jpです。いただいたご意見等は、なるべく今後の参考にしていきます。質問をいただいた場合には、次のいずれかの対応をしたいと考えています。

 ・翔星ワールド内のサポートセンターで回答を公開
 ・バージョンアップの時にヘルプ上で回答
 ・直接メールで回答

 メールがたくさん届いてしまった時などは、回答までに時間がかかるかもしれませんがご了承下さい。
 なお、メールを送る時は以下のことをお願いします。

・text/plain形式でお願いします。HTML形式等では読めません。
・いきなりバイナリを送るのはご遠慮下さい。前もってSHINTAに打診して下さるようお願いします。
・返信アドレスは正確にお願いします。返信できない時は困ってしまいます。

作品紹介

 いずれもSHINTAのホームページ『翔星ワールド』で入手できます。

Windows用ソフトウェア

ちょちょいとインストール

 アプリケーションのインストールを簡単に行うためのソフトウェアです。もちろんアンインストールもできます。
 最大の特長は、アプリケーションの移動(アプリケーションをインストールしたあとでインストール先のフォルダを変える)ができることです。ただファイルをコピーするだけでなく、スタートメニューや関連づけの設定もきちんと更新します。

ちょちょいとグランミックス

 ファイルの暗号化及び解凍(復号)を行うソフトウェアです。
 暗号というとどうしても「面倒くさい」というイメージがつきまといますが、ちょちょいとグランミックスは極力面倒くささを排除するように設計されています。暗号化と解凍はファイルをドラッグ&ドロップするだけ。また、暗号化したファイルをダブルクリックすれば、パスワード入力後に解凍され、適切なアプリケーションによって開かれます。ファイルを使い終われば自動的に再暗号化されます。暗号化されていないファイルを使う場合と比べて増える手間は、パスワードを入力するわずかな手間だけです。

ちょちょいとメモリモニター

 パソコンに搭載されている全メモリの量と、空きメモリの量を表示するソフトウェアです。仮想メモリ(スワップファイル)の情報も表示することができます。
 空きメモリの量はしばしば変化しますが、「更新」ボタンを押せばいつでも最新の情報を得られます。また、更新した時は前回の値との比較が表示されるので、例えば、ソフトを起動する前と後で情報を更新すれば、そのソフトウェアが占有するメモリの量が分かります。定期的に情報を更新することもできます。

ホントの暇つぶし

 タイトルが示すとおり、暇をつぶすためのソフトです。ジャンケンゲーム、数当てゲーム、素数探索の3つが出来ます。
 暇で暇でしょうがない、という時に使って下さい。猫の手も借りたいほど忙しいという時は、決して使ってはいけません。

BeOS用ソフトウェア

BeなLife

 一昔前に大流行したというライフゲームをBeOS用にしたものです。
 フィールド上の各生命体は、隣接する生命体との相互関係によって、次の世代まで生き残るか、死ぬか、はたまた新しく生まれるかが決まります。はじめにいくつか生命体を配置し、時の移り変わりによって生命体の存在位置がどのように移り変わっていくかを見て楽しむシミュレーションゲームです。

ちょちょいとクリップ

 クリップボードの履歴を保持するソフトウェアです。
 通常、データをクリップボードにコピーすると、以前クリップボードに記憶されていたデータは失われてしまいます。ちょちょいとクリップはクリップボードにコピーされた文字列をずっと記憶しておき、後で使いたくなったときにいつでも使えるようにします。文字列の色や大きさなども記憶されます。ドラッグ&ドロップで簡単に使えます。

C++Builder用コンポーネント

エクスプローラビューLite

 エクスプローラの左側のように、フォルダをツリー表示するコンポーネントです。
 機能及び外観はとてもシンプルで、必要最低限の機能のみしか提供しません。そのかわりコンポーネントのサイズは小さくなっているので、アプリケーションのサイズを少しでも小さくしたい場合はお薦めです。

コピーラベル

 ラベルの一種です。表示されている文字をユーザーが選択して、クリップボードにコピーすることができます。ちょうどWindowsのヘルプのような感じです。
 例えば、ファイルのフルパスを表示する部分にこのラベルを使用すれば、ユーザーがメモ帳でそのファイルを開きたいと思った時などに、フルパスを手動で入力せずにコピー&ペーストで入力できるので便利になると思います。

ストロークバー

 マウスでバーの上をなでるだけで数値選択(入力)ができます。ドラッグなどの面倒な操作は一切必要ありません。ただマウスを動かして、適当なところでクリックするだけです。右クリックでキャンセルできます。
 大ざっぱに素早く数値を決定したいときに便利です。

ファイルセレクト

 ファイルを選択するためのダイアログです。
 フォルダの選択をエクスプローラ風に行えるので、目的のフォルダに素早くたどり着けます。また、ワイルドカード(ファイルの種類)は、プログラム側で設定したものの他にもユーザーが自由に指定できるので、フォルダの中にたくさんのファイルがある場合でも効率的にファイルを絞り込めます。