マニュアルページ ptclean.1




名前

     ptclean - パラメタ化された型データベースの整理


形式

     ptclean


機能説明

     ptclean は、デフォルトのデータベースから、おそらくユーザーが
     変 更したファイル Templates.opt を除くすべてを削除します。こ
     のデータベース (現在は Templates.DB と呼ばれるサブディレクト
     リ) には、パラメタ化された型 (テンプレート) のインスタンスが
     登録されます。各テンプレートはコンパイラによって自動的にイン
     スタンス化されるため、ユーザーのプログラムに変更があると、す
     でにインスタンス化されているテンプレートのいくつかが余分にな
     ることがあります。しかし、コンパイラは、どのインスタンスが現
     在未使用であるかを効率的に検査することができません。そのよう
     な 時に、 ptclean コマンドを使って、データベースに登録されて
     いるインスタンス、一時ファイル、依存ファイルのすべてを削除す
     ることができます。 Makefile の中の clean: ターゲットによって
     実行されるコマンドの一部として ptclean コマンドを使用する の
     も、有効な利用方法の 1 つです。


ファイル

     Templates.DB           テンプレートインスタンスのデフォル ト
                            のデータベース (ディレクトリ)

     Templates.DB/Template.opt
                            インスタンス化オプションファ イ ル  (
                            マップファイル)

     Templates.DB/*.o       テンプレートインスタンスファイル

     Templates.DB/Dependency.state
                            依存性追跡ファイル

     Templates.DB/Template.system
                            依存性追跡ファイルとマップファイル の
                            補助ファイル

     Templates.DB/*.promise 依存性追跡ファイルとマップファイル の
                            補助ファイル

     Templates.DB/*.lock    データベースのロックファイル

     Templates.DB/*.module  依存性追跡の補助ファイル


制限事項

     現在、 ptclean によって代替テンプレートデータベースを整理 す
     ることはできません。